畳の交換のめやす

裏返し

購入後、3~4年で、畳の面がすり減ったり、日に焼けたりしたのが気になったら、「裏返し」をします。 「裏返し」とは、「畳表」の面を文字通り裏返しにして替えることです。

 

「畳表」を「畳床」から外し、裏返して、もう一度「畳床」に戻します。

 

丈夫な畳でしたら、安心して「裏返し」を行うことができます。 もちろん、小松畳表も「裏返し」ができます。

 

 

表替え

「裏返し」をして、両面とも日焼け、痛みが気になったら、「表替え」をしましょう。 その他に「表替え」をお薦めするのは、畳がこのようになったときです。

 ・たばこのコゲ跡ができた

 ・大きなシミができた

 ・既に一度「裏返し」をした

 

「表替え」とは、畳の「畳床」と「畳表」のうち、「畳表」のみを新品に交換することです。

畳床は、現在使用中のものをそのまま使う事ができます。

「裏返し」をしてから、3~4年ほどで行えばよいでしょう。

 

その際、畳べりを一緒に替えてしまいましょう。

 

 

畳替え

購入して20年くらい経ったら、思い切って畳を新品にすることをお薦めします。 畳床自体は、きちんと手入れすれば30年ほどもちます。

しかし、歩いてみてブカブカとした感覚があったり、畳の間に隙間ができていたりしたら、その畳は寿命です。

この様な畳を使い続けると、畳の機能を活かすことができず、また、生活する空間としてあまりいいものではありません。

また、家の構造に支障をきたすこともあるので、気になり出したら早めに新品に交換しましょう。

いつものお手入れ

畳に適した環境

畳は風通しをよくすることが、長持ちの秘訣です。

風通しの悪い場所に、畳を敷くのはなるべくやめましょう。

しかし、かといって、乾燥をしすぎると、かえって傷みが激しくなります。

クーラーのかけすぎなども傷みの原因になります。

 

また、直射日光は絶対に避けてください。

薄いカーテンをかけるなど、畳に適した環境を作りましょう。

濡れたままのぞうきんで拭くのは避けてください。

その際は必ずからぶきをし、風通しをよくして、水分を飛ばすようにしましょう。

 

 

掃除の仕方

畳の掃除には、「ほうき」が一番適しています。

昔ながらのやり方が畳には一番良いのです。

 

出がらしのお茶の葉を、水につけてアク抜きする。

お茶の葉の水分を固く絞る。 細かく畳にまく。

畳の目に沿って、お茶の葉とゴミやホコリを一緒にはく。

はいたあと、乾いた雑巾で乾拭きする。

風通しをよくする。

 

※茶ガラを使った時は、はいたあと、必ず乾いた雑巾で乾拭きしてください。  

 畳を濡れたままにしておくと、カビの原因になります。

 

掃除機を使用するときは、畳表に傷がつかないよう、畳の編み目にそって丁寧にかけてください。

力を入れてはいけません。

静かに何度もかけて、ホコリを吸い取ってください。

 

 

畳干し

良く晴れた日に畳を干す「畳干し」は、年に2回「春」と「秋」に行います。

洗濯物を干す要領で行うので簡単ですし、「畳干し」を行うことで、畳はより長持ちします。

 

「畳干し」の注意事項

畳は部屋に合わせてピッタリと作られています。

戻す時に元の通り収めないと、うまく入らなくなるので、外すときは畳一枚毎に目印をつけておきます。

先のとがったもので、持ち上げるように、部屋の中央の畳から外します。

地面に直接畳を置いてはいけません。

地面の水分を畳が吸収してしまうからです。

ブロックなどを置いて、その上で畳を干します。

マンションの場合は、ベランダに立てかけるだけで大丈夫です。

「畳表」に直射日光を当ててはいけません。変色する恐れがあります。

干すときは「畳床」を日光に向けます。 よくホコリを叩き出します。叩くときは「畳床」を叩いてください。 干す時間は4~5時間程。あくまでもよい天気の日に行って下さい。

 

「畳干し」の場所がない場合

畳と床の間に、風を通すだけでも十分です。

畳を持ち上げ、つっかい棒をしてしばらく置いておけばいいでしょう。

つっかい棒は、空き缶などを利用すれば簡単です。

畳が汚れたとき

畳の変色・汚れ

1リットルの水に対し、約1/3のお酢を混ぜます。

その中に雑巾を浸し、よくしぼって拭きます。

その後、必ず乾拭きをし、風通しを良くして水分を飛ばします。

 

家具の跡を消す

お湯を沸騰させて、雑巾を浸す

雑巾を固く絞る

家具の跡に雑巾をのせ、上からアイロンをかける

その後、必ず乾拭きをし、風通しを良くして水分を飛ばします。  

※固い板を家具の下に敷けば、跡がつきにくくなります。

 

灯油がこぼれたとき

小麦粉などをまいて、水分を吸い込ませる。

水分をしみこませた小麦粉を、掃除機で吸い取る。

沸騰させたお湯に浸した雑巾を固くしぼり、拭く。

その後、必ず乾拭きをし、風通しを良くして水分を飛ばします。  

※赤ちゃんやペットなどのおしっこを掃除する際も、この方法を利用出来ます。

 

タバコの灰がこぼれたとき

畳を叩いて、畳の目から灰を浮き出させる。

掃除機で畳の目にそって、丁寧に静かに吸い取る。  

※パウダーなどがこぼれたときも、この方法が利用できます。

 

カビが生えたら

(その1)

十分に日光に当てて干す。(直射日光を畳表に当てない。畳床を日光に当てる。)

ブラシで丁寧にカビをとる。

畳の目にそって、カビを吸い取る。根気よく、丁寧にやるのがポイント。

 

(その2)

1リットルの水に対し、約1/3のお酢を混ぜます。

その中に雑巾を浸し、よくしぼって拭きます。

その後、必ず乾拭きをし、風通しを良くして水分を飛ばします。

 

小松畳表

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 宮本農産

石川県小松市白江町タ413

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